良い練習には良い準備を
先日、高校生たちの小物を選定しに行きました。
小物・・・とは・・・?
楽器本体ではなくて、マウスピースやリガチャーといった口に直接くわえる物だったり、それらを固定するもだったりします。
楽器を購入するときも楽器を選定しますが、小物も選定するんです。
そしてこの小物たちは、成長過程と共に買い直すことがあります。
先日、選定した高校生ちゃんたちは、この「買い直し」でした。
2人とも私が出会った時にはすでに良い音の2人でした。
でも、やっぱりグングン成長する彼女らは、今まで使っていたものよりももっとベストなものがあるのではないか?という欲求があったのだと思います(^^)
私にとっても良い発見がありました。
レッスンで接しているときの彼女たちは、練習の成果を見せるために「きちんと」演奏をするんです。
しかも基礎練習としてよく演奏することのある音階(スケール)ですから、尚更しっかりとした演奏を聞かせてくれるんです。
でも、選定の時となると少し様子が違ってくる。
意識が、「私に聞かせる」のではなく自分に100%向かっているんです。
そして、その瞬間初めて私は、彼女らの「クセ」を見ることになります。
なるほど・・・・この子が何故私が知っている実力通りの演奏ができないのか。
やっぱりこのような一面が見えていないとその子にとって一番必要なアドバイスを伝えることができないのだろうな、と感じました。
結果的に、2人とも1ランクアップにつながる小物たちを選ぶことができました。
今度会える時が楽しみにですね!
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